今回は受験する研究室の選び方について。
これめっちゃ重要です。学歴コンプレックスがある場合、有名大学なら受かればどこでもイイと思ってしまいがちですが、ここの選択を間違うと2年間が地獄になりかねません。
最悪の場合、耐えられなくて中退してしまうこともありえます。ただでさえ院生は病んでドロップアウトしていく人が多いですので・・。
研究室の選び方
興味のあることから選ぶ
まず一番大事なのはコレ。
大学院での生活は朝から晩(深夜)まで研究三昧なので、興味がある分野でないとやっていけません。
もし今所属している大学での研究が少し違うなと思ったら、ジャンルを変えてしまうこともありです。
その場合、受験勉強の負担が少し増えるかもしれませんが、研究室単位での変更であれば普通に対応できます。
これが学科単位になると一から勉強しなおさないといけないためかなりキツいです。
教授との相性で選ぶ
いくら興味のある分野だからといって、教授との相性が最悪では話になりません。
研究室に所属してみてもうお分かりかと思いますが、大学教授は変人ばかりです。
もちろん面白いタイプの変人なら良いのですが、人間的にどうかと思う人も多いのが事実です。
特に院生をタダで使える奴隷と思っている教授の場合は要注意。嫌われるとアカハラの嵐かもしれません。最悪、卒業できないなんてことも・・(;´∀`)。
教授の評価を知るには研究室の学生に聞くことが一番です。できれば他の研究室の学生にも聞きたいところ。関係ないので色々教えてくれますよ(笑)。
院生は学部生以上に教授との距離が近いのでここは大切にしてください。私は学部・院ともに教授は人間性で選びました。
研究生活でメンタルをやられましたが、なんとか卒業できたのは教授に理解があったおかげです。
就活に理解があるかで選ぶ
これは意外と大事です。
大学の先生は一度も就職活動をしたことが無い人が結構います。したことがあっても何十年も前の話ですからね。
そのため就活というものにまるで理解の無い人が多くいます。
就活なんかよりも研究という具合に、就活で研究室を空けると良い顔をされません。
学生の立場に少しでも立ってくれる教授であれば、就活もやりやすいハズです。
就職に強い研究室を選ぶ
これはあまりオススメはしないのですが、こういうのもアリかなとは思います。
理系の場合、研究室によって就職の強さに差があることがあります。
農学はほとんど関係ないと思いますが、話を聞いている限り工学部はこの傾向が強いかなと(共同研究しているところが多いため)。
研究室推薦が貰えれば就活がずっと楽になるハズです。
立地で選ぶ
研究室選びにおいての重要度はそれほど高くないのですが、意外と無視できない問題です。
個人的にはやはり都会の大学院をオススメします。もちろん中には田舎がイイという人もいるでしょうが、田舎は何かと不便です。
旧帝大であればもれなく都会にあるので、できればこれらを受験しましょう。例えキャンパスが田園地帯にあったとしても電車ですぐに都会へ出られます。
例えばですが、奈良先端科学技術大とかマジで何もないですよ(;´∀`)。
まとめ
自分にとって譲れない条件は何であるかが大切です。
もし物凄く学歴コンプレックスを抱えていて、東大の学歴さえ手に入ればどんなことにも耐えられるというのであれば、それでも良いと思います。
大学院生活は辛いことの方が多いです。自分にとってのメリットが辛さを上回っていれば何とか辞めずにやっていけるハズです(`・ω・´)。