今回は院試における面接の対策について。
受験勉強において面接に費やす時間は1%未満かもしれませんが、しっかりと対策しておかないと合否に直結するジャンルでもあります。
特に外部生の場合、教授陣も受験生の人となりを知らないため鋭い質問が来るかもしれません。
本番で焦らないためにも事前の準備が重要です。
面接試験について
試験の最終日に行われる
基本的には面接試験が行われるのは最終日になります。地方国立なら2日目、旧帝大なら3日目というところが多いです。
そのため何も対策をしていなくても1日前からでもやれることがあればやりましょう(オススメはしませんが)。
10人以上の教授の前で行う
これは大学によって異なります。しかしながら基本は教授複数人を相手にすることになります。
私の場合は10人と20人(旧帝)でした。
就活の面接でも多くても5人ですからね。いかに人数が多いかが分かると思います。
大勢の前に出ると緊張してしまうという人には辛いかもしれません。
圧迫面接の場合がある
旧帝での面接が圧迫面接でした。
こちらが答えていてもよそ見をする、興味の無い振りをする、キツめに質問をしてくるなどです。
これはストレス耐性を見るための試験になります。そういうものだと理解して冷静に答えましょう。
入学してから分かったのですが、圧迫面接をしてきた教授は実はイイ人でした(笑)。
筆記試験の結果はすでに出ている
一番驚いたのがコレです。実は筆記試験の結果は既に出ていて、面接する教授の手元に置いてあります。
すなわち面接官はその学生が受かるかどうかお見通しなわけです。
面接内容も点数化される
面接は最後の確認作業と思われがちですが、実は点数化しているところも多いです(教授から聞きました)。
40点・60点・80点というように20点おきに付けているみたいです。
いくら筆記試験の結果が良かったとしても、こんな学生は入れたくないと思われれば切られてしまうので注意しましょう。
あまりにも時間が短いときは不合格
私は2校受けたのですが、ともに面接時間が10分程ありました。
しかしながら友人の何人かは3分もなかったというのです。その結果彼らは不合格になっていました。
試験結果が事前に出ている以上、不合格の生徒に面接をする意味はありません。
あまりにも時間が短かった場合は、落ちたと悟ってください。
服装について
筆記試験は私服、面接はスーツ
多くの学生がこんな感じで挑みます。さすがに面接を私服で受ける人は見ませんでした。
私は筆記試験もスーツで受けました。特に外部受験性はスーツで受けている学生も何人かいます。むしろこっちの方が安心じゃないかと。
荷物も減って楽なのでできるなら全てスーツで受けることをオススメします。
良く聞かれる質問
ここからは実際に私が聞かれた質問を書いていきます。おそらくどこの大学でも聞かれるものばかりだと思います。
全て予定していた範囲内だったので、スラスラと答えることが出来ました。事前対策は必須です。
- なぜこの大学院、研究室を志望したのか。
- 入学したらどのようなテーマで研究をしたいのか。
- なぜ自大の院には行かないのか。
- 博士課程は考えているか。
- 第一志望か。他にはどこを受けているか。
- 昨日の筆記試験はどうだったか。
- 卒論のテーマについて。簡潔に説明せよ。
- 将来どのような仕事につきたいか。
- いつから勉強していたか。
まとめ
面接を甘く見てはいけません。ここでポイントを下げることは非常にもったいないです。
面接の基本的なルールに関しては、事前に面接試験用の本に目を通しておくことをオススメします。