今回は地方国立大学について。

各大学のリアルな実態を記したオバタカズユキ氏の「大学図鑑」にも地方国立大は載っていません。

あの本は有名私学と一部のTOP国立のみで、地方国立は完全に蚊帳の外です。

そのため意外と実態は知られておりません。

地方国立と言えば、地元から通えば最高の親孝行。なぜか東大の次に地元国立という摩訶不思議な現象も一部で起こっています。

センター試験で5教科7科目必須というそれなりのハードルはあるものの、頑張れば普通に到達できるレベルであり、周りからもそれなりの優秀な学生として見られます(2ch除く)。

今回はそんな地方国立についてその特徴や進学するメリット・デメリットについて考えていきたいと思います。

あとどこまでを地方国立とするかですが、俗に言う駅弁大学と今回の記事ではさせて頂きます。

地方国立大学(駅弁大学)の特徴

地方国立大2

出典:http://www.4gress.com/

アットホームな雰囲気

地方国立を一言でいうなればアットホーム。

都会の大学とは流れている空気が違います。とにかくのんびりしています。

大学デビューのチャラ男は少数いるものの、どこか中途半端でなりきれていない感じ。

コミュ障でも問題なく学生生活を過ごすことができるでしょう。

ピリピリとした受験勉強から離れた大学1年生は、最初こそそれなりの目標を持っていてもすぐにこの雰囲気に負けてしまいます。

マジメな学生が多い

アットホームでのんびりした雰囲気に飲まれてしまいますが、そこは一応国立大生。授業にはしっかり出ます。ノートも取ります。

出欠のある授業が多いこともありますが、基本的にはサボりません。決して勉強が嫌いな人種ではないのです。

このある程度マジメというのはある意味では良いのですが、デメリットにもなります。

学力がほぼ同質な集団において、突出した個がいません。

いうなれば小学校の100メートル走状態。皆一緒なのです。

個人的には奇人変人がいてこその大学生活だと思います。我こそはそれに値するという人は旧帝か早慶を目指しましょう。

学食がマズい

私立大学の学食は美味しいですよね。

地方国立はここに予算を割いていません(割けません)。

京大なんてフランス料理が食べられる店が入ってますよ(;´∀`)。

また学食の営業時間も本来はずっとやっているべきなのですが、昼と夜だけなど時短になっていたりします。

都会から離れているため、刺激がない

地方国立でも関東や関西ならまだマシです。2時間もあれば都会に出られるので。

しかしながらそれらの地方国立は偏差値が高いんですよね。

多くの駅弁大学は東北・四国・九州などの地方にあります。都会の流行なんて関係ありません。

例えば美術館で有名な画家の展示会が行われるとしても、大抵は東京と大阪になります。さすがに行けないですよね。

多くの事柄が都市部に一極集中している今の日本において、都会から離れることはデメリットでしかありません。

「大学図鑑」にも書いてありましたが、東京に出たくらいでダメになる子供であれば地方にいてもダメになるんです。

狙えるのであれば都市部に近い大学をお勧めします。

遊ぶ場所・買い物はみんな一緒

基本的に大学は県庁所在地にあります。

しかしいくら県庁所在地だろうと地方都市です。学生街はあるかもしれませんが、規模的には大きくありません。

必然的に遊ぶ場所や・買い物は地元のイオンや商店街・駅ビルに限定されてしまいます。

これによりどういうことが起こるのかというと、服が被ります(;´∀`)コレハコマッタ。

学生が買える服なんかたかがしれています。ユニクロ・しまむら・イオンなどでしょうか。

セレクトショップ?ありませんよ(ニッコリ)

サークル活動はほどほど

よく言われることですが、大学の活気は偏差値に比例します。

よって地方国立大の活気度は普通となります。

これは全てのことについて当てはまることで、もれなくサークル活動も普通です。

やるからには全力でやろうではなく、自分たちが楽しめればイイ感じ。あまりにも熱いと邪険にされてしまうでしょう。

ただクラブに関してはもうちょっと真剣味が増します。

学園祭もこじんまりとした感じです。サークル展示なんて高校の方が出来が良いと思います。

また、学生での起業や団体の立ち上げ、難関資格に挑戦する学生もほとんどおりません。

ゼミの人数が少なく、教授との距離が近い

大規模私学の場合、ゼミが1人の教授に対して学生10人ということは当たり前にあります(理系でも)。

こうなってくると細かな指導なんて期待できません。

その点、地方国立は学生数が少ないので教授1人当たり3人ぐらいになります。

理系の場合は卒論で研究のアドバイスをもらわないといけないので、距離の問題は大事です。

嫌いな教授の場合は地獄になりますが(笑)。

研究室が混みすぎない

研究室は4年生が使うだけではありません。修士や博士課程の学生、3年生はては留学生まですべて足すとかなりの人数になります。

その人数に対して研究室はそこまで広くありません。

実験器具に至っては人数が多いと取り合いになります(理系の実験は時間がかかります)。

この場合、誰かが深夜に実験をするということになるため、日中に実験がしたいのであれば国立で決まりです。私立は止めておきましょう。

研究予算が足りない

補助金の多くは東大京大などの旧帝大が使ってしまいます。

地方国立に流れてくるのはごく一部。本当に予算がありません。

例えば遺伝子配列を読むシーケンサーという1000万する機械があるのですが、旧帝大では各研究室に1台あります。

しかしながら地方国立では大学に1台しかありません。これほど差があるのです。

研究室によっても予算のあるなしには大きな開きがあり、教授がしょっちゅう東京へ行ったり、企業と共同研究したりとそれぞれが工夫しています。

研究のレベルがそこまで高くない

上の予算の問題に関連して、お金がないので単純に最先端の研究に取り組むことが難しくなります。

それを埋めるためにそれぞれの地域に密着した研究を行ったりしています。方向性を変える、いわばニッチを攻めるですね。

また学生がハードな研究に耐えられるレベルにありません。

そのため学生のレベルに合わせたスピードで研究を行っており、成果が出るまでに時間がかかります。

これは実際に教授に言われた話なのですが、地方国立の学生に旧帝レベルを求めると消えてしまうそうです。

就活で出遅れる

地方国立大の学生はとにかくのんびりしています。それでいて同調性があります。

早くから就活を始めようものなら冷めた目で見られます。

皆がやってないからまだ始めなくていいという意識が強く、結果として就活に出遅れます。

また大学の進路指導が就活に熱心ではありません。

私立の場合1年生から就職指導を始めますが、そんなものは国立にはありません。

それでもトップ国立は意識が高いので問題ありません。地方国立は出遅れてから気づきます。

就活で移動が大変

就活の場合、最初の企業説明会から最終面接まで多いと5回その企業に出向かなければなりません。

これをエントリーした企業分やります。

大学のある地元企業に就職するなら地の利もあって有利だと思うかもしれませんが、地方国立に来る求人はごく僅かです。

そして腐っても国立というプライドがあるため、それなりの企業を狙いたがります(学歴フィルターに引っかかる可能性が高い)。

その場合多くの企業が都会にあるため、新幹線もしくは夜行バスは必須。琉球・宮崎・高知大学などは飛行機が必要になるでしょう。

正直、交通費もバカになりません。中には東京に就活の間レオパレスを借りる学生もいます。

このように多くの学生が移動距離と金欠で疲れ果てます。

公務員の専門職なら受かる実力はある(地方県庁)

私は理系のことしか分からないのですが、公務員を狙っていた友人たちはほぼ皆受かった印象です(浪人も入れる)。

もちろん文系の総合職ではなくて、理系の専門職ですが(総合職は難しいです)。

公務員試験は科目が多いので、センター7科目を勉強してきた実力がここで発揮されます。私立大の学生はここが弱いです。

このパターンが一番勝ち組なのかなと思ってみたりします。

まとめ

以上になります。

ちょっとデメリットの方が多くなってしまいました。メリットって気づきにくいんですよね。

色々悪くいってますが、これでも勉強しているだけマシな方だと思います。

一部の大学のように、授業中が動物園という状況はまず起こらないでしょう。

のんびり勉強、のんびりサークルという風にとにかくアットホームに過ごせます。

ぜひ検討してみてください。

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